口臭・歯がぐらついている<重度歯周病>(トイプードル 3才)歯科症例155-③

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退院後は痛みや違和感で食欲が落ち、数日通院していただきましたが

退院から3日後には元気も食欲も元通りになったとのことでした。

 

処置から10日後の診察では

歯が真っ白で歯周ポケットも浅くなり、歯肉の炎症も痛みも治まっていました。

歯科用軟膏を再注入し今回の処置は終了しました。

 

 

 

今回のケースでは、重度の歯周病により多くの歯が感染・炎症を起こし、ぐらついていました

 

今回、3歳で計12本の抜歯を行いました。

口腔内の状態は、

年齢だけでなく犬種や猫種、歯の咬合、お口の中の細菌叢、普段の食事、など個体差があります。

特に小型犬は顎の大きさに対し歯が大きく密集しているので

食べかすや汚れがつまりやすく、歯周病になりやすいです。

 

なので今後のお家でのデンタルケアが大切です!

こちらの飼い主様はしっかりと歯磨きを続けておられるので

処置から6か月後もとてもきれいな状態を保たれています。素晴らしいです!!

 

これからもお口を良い状態で維持するために

お家での歯磨きを続けましょう♪

 

→診察から術前検査、手術への流れはこちらをご覧下さい。

 

2023年07月10日