口臭・歯がぐらついている<重度歯周病>(トイプードル 3才)歯科症例155‐①

 

* 口臭がひどい

* 1~2週間前から歯がぐらついている

とのことで来院されました。

 

ほとんどの歯に多量の歯垢・歯石が付着し、切歯や臼歯がぐらついていました。

 

重度の歯周病が起こっていると思われましたので、早期の歯科手術をおすすめしました。

後日充分な術前検査後、歯科手術を実施しました。

 

 

スケーリング

 

 

 

歯周プローブ検査

 

多くの歯で深い歯周ポケットが形成され、ポケットが10㎜ある歯もありました。

また右の写真のような根分岐部病変も多く見られました。

 

 

歯科レントゲン検査

上顎切歯は通常6本ありますが、今回の処置の時点で2本しか残っていない状態でした。

残っている2本も歯槽骨が吸収され、歯を支えている部分がほんの少ししかありませんでした。

 

臼歯部分も多くの歯の歯根の周りが黒く抜け、歯槽骨が吸収されているのがわかります。

 

左上顎には乳犬歯が残っていました。

 

 

プローブ検査、歯のぐらつきの評価、レントゲン検査結果を評価し、

抜歯が必要な歯をを決定しました。

 

 

歯科症例155-②へ

2023年07月10日