口臭・ヨダレがあり口を痛そうにしている<破歯細胞性吸収病巣・歯周病>(ブリティッシュショートヘア 8才)歯科症例180-③

 

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右上顎

 

右下顎

 

左上顎

 

左下顎

 

 

 

退院した日から食欲があり、元気にしています。

とのことでした。

 

歯科処置から9日後の診察では、

歯肉の発赤はまだ完全ではありませんでしたが治まっていました。

 

歯科処置から15日後の診察では、

歯は真っ白で歯肉の発赤もほぼ無くなっていました。

 

 

 

猫破歯細胞性吸収病巣は、猫特有の病気で、

歯の表面や内部が破歯細胞によって吸収され、徐々に歯が溶けていきます。

そしてその過程で、強い炎症や痛みを引き起こすことがあります。

痛み止めは一時的に痛みを抑えることは出来ますが、

根本的な治療のためには抜歯が最も有効とされています。

 

この猫ちゃんは処置前も食欲はありましたが、ヨダレ・口臭があり、

ごはんをポロポロ落としながら食べていたようです。

処置後、ヨダレも無くなり、毛づくろいも出来るようになり、とても快適に暮らすことが出来ているようです。

 

今後も快適な生活が送れるように、お家でのケアと定期的な歯科検診を続けていきましょう。

 

 

診察から術前検査、手術への流れはこちらをご覧下さい。

 

 

2025年09月19日