歯が抜け落ちていた・歯がぐらついている<重度歯周病>(チワワ 5才)歯科症例165-③

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処置翌日から元気で食欲もありました。

処置から約一週間後の診察では

歯が真っ白で痛みもなく歯肉の炎症も治まっていました。

歯科用軟膏を再注入し今回の処置は終了しました。

 

 

今回のケースでは、歯周病により多くの歯が感染・炎症を起こしぐらついていました

 

口腔内の状態は、年齢だけでなく犬種や猫種、歯の咬合、お口の中の細菌叢、普段の食事、など個体差があります。

また、わんちゃんの歯の数は身体の大きさに関わらず42本ありますが

小型犬は顎の大きさに対し歯が大きく密集しているので食べかすや汚れがつまりやすく、歯周病になりやすいです。

 

このわんちゃんは処置の時点ですでに19本しか歯がありませんでした。

今回の処置でさらに6本の抜歯を行い残りの歯は13本になりました。

歯の数は減ってしまいましたが、処置後は以前に増して食欲があるとのこと!

お口の中の痛みや不快感がなくなったのだと思います。

 

今後はお家でのデンタルケアがとても大切です!

これからもお口を良い状態で維持するために

お家での歯磨きを頑張りましょう♪

 

→診察から術前検査、手術への流れはこちらをご覧下さい。

 

2024年04月02日